A Case with Non-Autoimmune Type1Diabetes Mellitus Complicated by Goiter in which the Manner of Onset and Course Resembled Those of Fulminant Type1 Diabetes Mellitus

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2008
Předmět:
Zdroj: 徳島赤十字病院医学雑誌 = Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal. 13(1):65-71
ISSN: 1346-9878
Popis: 症例は19歳,男性.1週間前より全身倦怠,嘔気,口渇が出現し,近医を受診した.著明な高血糖(561mg/dl)を指摘され,当院に緊急入院した.意識は清明,血圧133/88mmHg,脈拍116/分,頸部に甲状腺腫(Ⅱ~Ⅲ度)あり.検査にて尿糖(3+),ケトン体(3+),血糖572mg/dl,動脈血pH7.233,BE-19.5から糖尿病性ケトアシドーシスと診断し,生理食塩水輸液とインスリン持続静注を開始し,その後,強化インスリン療法に移行した.甲状腺腫の存在から,自己免疫性1型糖尿病を疑ったが,GAD 抗体・ICA などの膵島関連自己抗体は全て陰性であった.臨床経過と入院時HbA1C 7.8,空腹時血中CPR0.2ng/ml から劇症1型糖尿病の可能性も示唆されたが,尿中CPR40.1μg/日(10日後再検で15.8μg/日),グルカゴン負荷後の血中CPR1.3ng/ml,膵外分泌酵素の上昇はなく,診断基準を満たさなかった.甲状腺関連自己抗体は全て陰性で,その後も内因性インスリン分泌能の回復はなく,境界例の急性発症非自己免疫性1型糖尿病と考えられた.
Databáze: OpenAIRE