Treatment of gastric cancer with positive lavage cytology using postoperative S-1-based chemotherapy following gastrectomy

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2019
Předmět:
Zdroj: 自治医科大学紀要 = Jichi Medical University Journal. 41:15-19
ISSN: 1881-252X
Popis: 腹腔洗浄細胞診陽性(CY1)は非治癒因子として扱われているが,近年治療法の進歩により長期生存が得られた報告が散見されるようになった。そこで今回はCY1のみ陽性の胃癌に対する胃切除術と術後化学療法の有用性を考察する目的で,CY1 胃癌切除例の治療成績を後方視的に検討した。2006年1月から2016年12月までの期間,胃癌手術症例中非切除因子がCY1のみ陽性であった60例を対象とし,臨床病理学的特徴,生存期間,予後規定因子について検討を行った。深達度は全例でpT3以深であり,組織型は未分化型が多く認められた。生存期間に影響を及ぼす因子につき多変量解析を行ったところ,D2リンパ節郭清と術後化学療法施行が独立した予後規定因子となった。CY1症例では,他の切除不能因子陽性例とは異なり,定型的胃切除術および術後化学療法を行うことで長期生存が得られることが示唆された。
Databáze: OpenAIRE