WPW症候群と開口障害を合併した障害者の全身麻酔下歯科治療経験

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2013
Předmět:
Zdroj: 奥羽大学歯学誌. (2号):111
ISSN: 0916-2313
Popis: 症例は18歳女性で、精神発達遅延、Wolff-Parkinson-White症候群(WPW症候群)、軽度僧帽弁閉鎖不全症の既往があった。主訴は齲蝕による前歯部の審美障害であった。近歯科にて前歯部の歯科治療でタービンなどの治療器具に恐怖心があり、意識下での治療が困難で全身麻酔下治療目的に当院を受診した。前投薬は行わず、母親同伴で手術室に入室し、酸素。笑気、セボフルランで入眠後に静脈路を確保した。フェンタニル静注後、鼻腔内清掃のための綿棒が通過不能で、鼻腔挿管を経口挿管に変更し、舌根部にキシロカインを噴霧して表面麻酔を行い、喉頭展開を試みたが開口は20mm程度で直視下気管挿管は困難なため、気管支ファイバーを用いて経口挿管を行い、歯科治療(歯石除去、7歯のコンポジットレジン修復)を行った。約1ヵ月後に同様の全身麻酔下に12歯のコンポジットレジン修復を行った。
Databáze: OpenAIRE