Autor: |
Nakashima, Nobuko, Kuraishi, Tomoyuki, Mizuse, Masahiro, Kasahara, Tomoaki |
Jazyk: |
japonština |
Rok vydání: |
2022 |
Předmět: |
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Zdroj: |
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編. 15(1):67-81 |
ISSN: |
1883-3837 |
Popis: |
本研究では,新潟大学附属長岡校園主催のオンラインによる幼保小連携接続研修会に着目し,研修会としての特徴を明確化した上で,参加者である小学校教員,保育者の学びの内容を明らかにすることを目的とした。本研修は(1)保育と小学校授業,両者についての研修内容から構成されること,(2)研修動画視聴やグループトーク(協議会)を中心に構成されること,(3)多様な校園種や教育施設(保幼こ小中,行政関係者)所属の参加者同士のかかわりがあったこと,の3点が主要な特徴であった。小学校入学直後および幼児期の子どもの学びや育ちの様子や,指導の在り方等について質問し,回答を分析したところ,「子どもの育ちの連続性やそれを踏まえた指導・取り組み」「子ども中心の指導や遊び・環境を通した教育」「相互理解・他校園種理解」「話し合い・情報交換・情報共有」についての学びが比較的多い傾向が示唆された。さらに,文部科学省初等中等教育局教育課程課・幼児教育課(2019)が掲げた「接続をすすめるために必要なこと」3点(①教育の特性を互いに理解すること,②連携,接続体制を作ること,③教職員が意識的に幼小接続に取り組むこと)の促進につながりうる学びの生起が示唆された。本研究のどのような特徴が参加者の学びに関連するかの検討は今後の課題であるが,コロナ禍の工夫の一つとしてなされたオンライン研修会において,連携接続推進のための意識を醸成しうることを示した点は意義深い。 |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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