環境と文明 : 新しい世紀のための知的創造

Přispěvatelé: 山折 哲雄
Jazyk: japonština
Rok vydání: 2005
Popis: 序にかえて / 山折 哲雄 第I部 環境と文明 : 21世紀における日本の役割 文明研究ブロジェクト・公開シンポジウム(読売新聞社共催) 平成14年5月11日(土)パネリスト レスター・ブラウン/梅原猛/日高敏隆/山折哲雄/園田英弘(コーディネーター) [挨拶]日本文明に課せられた宿題 / 山折 哲雄 [基調講演]エコ・エコノミー : 地球のための経済を構築する / レスター・ブラウン 反対運動からヴィジョン創造へ環境は経済の一部か、経済が環境の一部かシュメール文明の消滅に何を学ぶか中国経済が告げる西洋型成長モデルの限界ビジネス・チャンスとしての風力発電風力発電で水素も燃料にすでに始まっている水素型経済日本における風力発電の可能性世界をリードする日本のソーラー・セルあるカーペット・メーカーの挑戦ローカル化するエネルギー経済市場価格は環境的真実を反映していない持続可能な経済をどうつくるか [パネル・ディスカッション]エコ・エコノミーがつきつけた問い日本的パターン・アジア的パターンの可能性動物行動学から見た人間の不思議共生と循環の縄文文明温暖化で氷が解けると何が起こるか国境を超えた水不足の問題人類の営みを自省する時代 [論文1]内なる環境、未知との共存 / 濱田 陽 1 転換論と修正論2 「地球の顔」の読み取り方3 ブラウン=ロンボルグ4 内的環境 内的環境の重要性 外的環境と内的環境 内的環境の研究5 インターレリジアス・エクスピアリアンスと「道の経験」6 未知との共存7 ライブ・トーク : レスター・ブラウンの内的環境 多言語で紹介される『地球白書』 ブラウン氏は宗教をどう見るか ブラウン氏はどのような先祖をもっているか ブラウン氏の活動はどこからくるか ワシントンDCという町 環境問題と日本 ブラウン氏が影響を受けた小説と科学者 [論文2]環境「大惨事」か、単なる「問題」か : 環境の異教審理とロンボルグの意義 / アレキサンダー・ベネット 日本を埋め尽くす環境問題レスター・ブラウンとの対話ロンボルグはなぜ環境保護論者を批判するのか温暖化は「大惨事」か「問題」か環境保護論者からの容赦ない反撃「ロンボルグ批判」の批判的検討誰をどこまで信じるべきか [論文3]環境と農業をめぐるグローバリズム時代の文明間関係 : レスター・ブラウン予測を批判的に継承する / 金子 晋右 1 問題の所在2 世界の環境を食い尽くすのは中華文明か、それともアメリカ文明か? ブラウン予測再考 食料需給についての経済学的検討 アメリカ文明における農業3 大陸中華文明と海洋中華文明の構造4 大陸文明から海洋文明への転換を5 結びに代えて : 森林文明の導入と文明間の融合に向けて 第II部 新しい文明の創造のために 文明研究プロジェクト・軽井沢夏季研究集会 平成16年8月21日(土)~22日(日)出席者(50音順) 伊東俊太郎/今谷明/金子晋右/川勝平太(1日目・司会)/園田英弘(2日目・司会)/角山榮/アレキサンダー・ベネット/安田喜憲/山折哲雄 〈1日目〉第1節 日本文明における「強い歴史」とは : 山折哲雄氏の問題提起をめぐって「強い歴史」に基づく新しい文明観・歴史観日本史における2度の長期平和エコロジカル・レリジョンとエコ・シンカー「考古学的」年代と「歴史学的」年代環境史、文明史、個人史の統合をパクス・ヤポニカの本質とは経済史における「文明」の問題 第2節 「文明の交流史観」はどこへ向かうか : 伊東俊太郎氏の問題提起をめぐって 文明は交流しつつ生成する切り離せない「文明」と「環境」開かれたアイデンティティー地球文明圏のための3条件文明交流のプラスとマイナス個人の具体的生き方から見えてくるもの「交流」の意義をめぐって「共生」と「共死」 第3節 稲作漁撈文明のエートスに何を学ぶか : 安田喜憲氏の問題提起をめぐって 文明の原点は命の交換稲作漁撈文明と畑作牧畜文明「美と慈悲の文明」の提唱縄文日本丸の屋台骨大塚久雄批判をめぐって北緯40度線の文明交流文明論におけるインド的問題梅棹文明論をどう読むか日本の経済史研究の到達点 第4節 現代文明の危機をどう見るか : 園田英弘氏の問題提起をめぐって レスター・ブラウンとロンボルグ「文明の骨格」のある世界・ない世界化石燃料文明としての現代文明産業革命はエネルギー革命だった核心はCO2からH2Oへ自然調和的科学技術への転換アイゼンシュタットの軸文明論をめぐって日本文明における「超越」の問題近代文明を規定する深層意識 〈2日目〉第一節 日本は「パクス・ヤポニカの文明」を開けるか : 川勝平太氏の問題提起をめぐって 海洋東アジア発・海の文明「土民革命」から明治維新へ美の文明としてのパクス・ヤポニカ「職分」の概念をめぐって明治維新はなぜ無血だったか自然は恐怖の対象か畏敬の対象か\n第二節 日本文明は世界平和のために何を発信できるか : 角山榮氏の問題提起をめぐって もてなしの文化としての茶の湯ヨーロッパのライフスタイルを変えた茶の文化世界に発信する日本のホスピタリティ文化の発信と押しつけの分かれ目日本文明の3つの特徴「精神革命」の21世紀的意義食は文化を規定する茶道の精神に見るスノビスム自然に対する美意識の起源
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