The Influence of Flavin Content in Liver on the Content of Riboflavin in Choroid
Autor: | FUJISHITA, Shigechika, NAKAMURA, Hitomi |
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Jazyk: | angličtina |
Rok vydání: | 1984 |
Předmět: | |
Zdroj: | 大阪教育大学紀要 第III部門 自然科学. 32(2-3):169-172 |
ISSN: | 0373-7411 |
Popis: | Flavins including riboflavin, FMN and FAD were extracted from the choroid and the liver of the frog, Rana catesbiana, in order to examine relations between contents of riboflavin in the choroid (y) and those of flavins in the liver (x). The relation between x and y is represented by points on a Cartesian coordinate. As 100 frogs were used in the present study, 100 points were dotted on the Cartesian coordinate and relation between x and y of these points are examined statistically. A value of 0.724 that is acorrelationcoefficient between x and y is obtained. It may be concluded that y is closely related to x. In other words the contents of riboflavin in the choroid may be influenced by those of flavins in the liver. 実験にはウシガエル(Rana catesbiana)を用いた。予備実験により, 脈絡膜1g当りに含まれているフラビン量は30×10^mol/g から 340×10^mol/g の間の広い範囲内における値をとることを知った。実際には, 脈絡膜の重量は一匹の蛙の両眼の脈絡膜を合計しても0.01~0.02g に過ぎないのだが, 計算の都合上1g当りの含有量に換算した値を統計処理に用いた。蛙の個体ごとに, 脈絡膜のフラビン含有量に大なる変動が見られる原因は, 肝臓のフラビン含有量による影響ではないかと考えた。蛙の種々の臓器にフラビンを供給している最大の源は肝臓であり, 眼球もまた,肝臓からフラビンを受けとっているはずである。肝臓内では, フラビン化合物として, リボフラビンとその誘導体であるFMNとFADの三者が存在しているが, 脈絡膜内にはリボフラビンのみが存在している。そこで蛙の肝臓のフラビン含有量および脈絡膜のリボフラビン含有量を測定し, 組織1g中のそれぞれの量をxとyとで表わした。xとyとの間の相関係数を計算によって求めて0.724という数値を得た。この数値は, 肝臓内のフラビン量は, 脈絡膜のリボフラビン量に対して影響を及ぼしていることを物語るものと考えられる。また,xを変数とするyの方程式はy = 43x-20.81×10^mol/g で表わされる。この式において, y/xの比は43である。この数値は, 脈絡膜のリボフラビンのモル濃度は, 肝臓のフラビンのモル濃度の約43倍くらい大であることが示すものと考えられる。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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