A Study on the Present State and Issues of Public Information at National Universities

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2023
Předmět:
Zdroj: 佐賀大学全学教育機構紀要 / 佐賀大学全学教育機構 [編]. 11:43-52
ISSN: 2188-0875
Popis: 2020年に中央教育審議会大学分科会にて取りまとめられた「教学マネジメント指針」において、大学における情報公表の意義及び必要性が強調され、具体的な情報公表すべき項目が例示された。これらの項目の一部は、既に法令で規定されている義務項目に加え、今後公表が義務となることが想定される。このことを踏まえ、本稿では、教学マネジメント指針が示す13の情報公表項目について、現在、各大学がどのように対応しているのかを明らかにすることを目的として、九州・沖縄に所在する国立大学のホームページを対象に調査を実施した。その結果、13項目のうち既に法令で規定されている項目に関連する7項目については、すべての大学で情報公表されている一方、新たに言及された6項目の公表率はいずれも30%未満であった。また、情報が一覧化されておらず情報へのアクセスが容易とはいえない点、情報の公表範囲が限定されているケースがある点など、複数の課題が見られた。これらの結果から、教学マネジメント指針において言及された情報公表への対応は、現状では十分に進んでいるとはいえないことが明らかとなった。
論文(Article)
Databáze: OpenAIRE