<原著>自動吻合器を用いた人工肛門造設術

Autor: AOKI, YOZO, UESAKA, KAZUNOBU, NAKAMURA, MASAFUMI, DONISHI, HIROKI
Jazyk: angličtina
Rok vydání: 1994
Předmět:
Zdroj: 日本外科宝函. 63(2):66-69
ISSN: 0003-9152
Popis: Our experiences concerning the end colostomy using the stapling method are reported. The anvil which has been inserted to the proximal end of the colon and purse string suture with the skin is engaged the anvil shaft, and then, is fired. This operative procedure is simple, safe and convenient, and we can expect a uniform and satisfactory outcome. We applied this technique on 6 cases and have had no postoperative complications.
我々が三年来施行している自動吻合器 (PREMIUM CEEA, 29 mm)を用いた人工肛門造設術について, 手術手技, 臨床成績の観点から述べた. 造設部位に直径 1. 5cm の円形の皮膚, 皮下脂肪組織の欠損部を造り, 近位結腸端を型どおりの方法で腹壁を通しこの欠損部に誘導する. この結腸端に巾着縫合をかけ, アンビルを挿入・固定する. この結腸と腹壁筋膜を4針縫合・固定後, 皮膚欠損部の周囲に巾着縫合の糸をかける. アンビルとアンビルシャフトを結合させた後, 皮膚の巾着縫合を締め, 吻合器のハンドルを締めてファイアーする. 臨床的に6例に応用し, 合併症は認めなかった. 本術式のポイントは吻合器のハンドルをきつすぎず, 緩すぎず締めることで, きつすぎると結腸・皮膚間が離開し, 人工肛門の狭窄を, 緩すぎると出血, 感染を来すであろう. 皮膚に残るステイプルは肉芽組織で覆われるものから脱落するものまで様々であるが, 放置しておいても何ら問題はない.
Databáze: OpenAIRE