歯周包帯剤による接触性口内炎の1例
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2011 |
Předmět: | |
Zdroj: | 日本口腔科学会雑誌. 60(1):12-15 |
ISSN: | 0029-0297 |
Popis: | 著者最終原稿版 42歳女。インプラント埋入術を施行し、上部構造を装着した。インプラント周囲歯肉の腫脹を認めた。インプラント周囲炎の診断下に歯肉剥離掻爬術を施行され、創部保護を目的にユージノール性歯周包帯を貼付された。術後2日目より同部周囲組織の浮腫性腫脹を自覚した。その後口腔内の腫脹、口腔粘膜の接触痛および嚥下痛による摂食障害を生じた。ユージノール性歯周包帯が原因のアレルギーを疑い、口腔内に飛散しないように慎重にこれを除去した。また、舌の白苔に対し口腔カンジタ症も念頭に置き、細菌培養検査を施行した。口腔内の発赤、腫脹、疼痛の原因として、ユージノール性歯周包帯による遅延型アレルギー反応が考えられた。口腔内外の症状はユージノール性歯周包帯除去後から消退した。ユージノール性歯周包帯除去後6日目、局所状態が改善し、それに伴い経口摂取も問題なくできるようになったため退院した。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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