Integuration and exclusion of Taiwanese lower police (The Taiwanjin Junsaho) : treatment and remenber of Taiwanese in early colonial Taiwan

Autor: Makiko, Okamoto
Jazyk: japonština
Rok vydání: 2011
Předmět:
Zdroj: 社会科学 = The Social Science(The Social Sciences). 41(1):49-90
ISSN: 0419-6759
Popis: 本稿は,植民地期台湾の前期武官総督期に警察機構の末端に傭員として設置された台湾人巡査補を対象とし,彼等をめぐる統合と排除の過程を検討する 。1899年に創設され1920年まで存続した台湾人巡査補は,正規の官僚ではなく下級職員であるが,台湾全土に配置され台湾人社会との接点を日常的に持っていた。本稿前半では,台湾人巡査補制度の制定・運用と台湾人巡査補の対応,後半では台湾人巡査補の戦死者をめぐる総督府・陸海軍および台湾人社会の様相を検討する。分析の際には,台湾人巡査補を,統治体制と台湾人社会とのインターフェースに位置する存在として,彼等をめぐる制度の"揺らぎ"にも着目し,同時に内地人社会や内地人警察官との関係性に留意することで,植民地期台湾と帝国日本にそれぞれに横たわる民族問題を体現する存在として位置づけてゆく。
本文以前期武官時期所設置於警察機關之末端的台灣人巡查補為探討對象,檢討其在組織中的整合與受到排除的過程。本文所欲探討的台灣人巡查補的職位,創設於1898年,一直延續至1920年(大正9年為止,雖然身為初級官僚的巡查捕,但其配置遍及台灣全島,與台灣社會的日常生活反而有著密切的關係。本文前半部分探討台灣人巡查補制度的和創設、運作和台灣人巡查部的應付,後半部探討對台灣人戰死者祭弔問題的台灣總督府、陸海軍和臺灣人社會的態度。 本文的著眼點自台灣人巡查補一職可視為統治體制與台灣社會之間媒介之地位出發,檢討制度在此職位上的「演變」。同時將視野涵蓋於其與內地人社會及內地人警官之間的相關性,試圖透過此職位勾勒出殖民地台灣與帝國日本之間所存在的民族問題。
論説(Article)
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