Rehabilitation after left femoral neck fracture in a patient with posterior cortical atrophy: a case study

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2022
Předmět:
Zdroj: 国際医療福祉大学学会誌 = Journal of the International University of Health and Welfare. 27(1):73-80
ISSN: 2186-3652
Popis: 目的:X-4 年に Posterior Cortical Atrophy(PCA)を発症し,X 日に転倒により左大腿骨頸部骨折を受傷した症例に対し,立ち上がりと歩行の再建を試みた.方法:本症例は X+41 日時点で大腿骨頸部骨折による侵襲や廃用性筋萎縮の影響に加えて,PCA に伴う視空間認知障害などを中心とした高次脳機能障害のため指示・状況理解が困難であり,立ち上がりや歩行が全介助であった.そこで言語聴覚士と高次脳機能障害の評価を行い,本人の理解の得られやすい聴覚からの情報入力を活用した指示方法にて理学療法を行った.結果:X+51 日から聴覚刺激を中心とした指示方法を実施したところ,X+61 日時点で立ち上がりが見守りで可能となり,独歩での歩行練習も可能となった.X+84 日時点で歩行が独歩見守りにて連続 200 m 可能となった.結論:PCA は緩徐進行性の神経変性疾患であり,視空間認知障害を中心とした高次脳機能障害を呈する.PCAであっても病態を理解し,残存する聴覚からの情報入力を活用した指示やリズム刺激を工夫することで,立ち上がりや歩行の再建が可能であった.
Databáze: OpenAIRE