病理像から見たIgG4硬化性胆管炎
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2012 |
Předmět: | |
Zdroj: | 胆と膵 = The Biliary tract & pancreas. 33(6):485-490 |
ISSN: | 0388-9408 |
Popis: | IgG4関連硬化性胆管炎はIgG4関連疾患の胆管病変であるが, 1型自己免疫性膵炎に合併する症例が多く, 胆管病変と膵管病変とは類似性がみられる. 病理像はIgG4陽性形質細胞の浸潤と線維化が特徴であり, 診断に際しては原発性硬化性胆管炎や腫瘍性病変との鑑別が重要である. また, IgG4陽性細胞の浸潤はIgG4関連疾患に特異的な所見ではなく胆管癌でもみられるため, とくに胆管生検材料によるIgG4関連硬化性胆管炎と胆管癌との病理学的鑑別は注意を要する. 現在, 国内外で診断基準が提案または策定中であるが, 診断基準に過度に固執することなく, 個々の症例を臨床病理学的に診断することが重要である. 「はじめに」線維化を伴う胆道系炎症性疾患は硬化性胆管炎として包括されており, 硬化性胆管炎のプロトタイプとして原発性硬化性胆管炎に加えて, 近年IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)が新たに加わった. |
Databáze: | OpenAIRE |
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