Fifty years of informed consent

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2010
Předmět:
Zdroj: 人間と科学 : 県立広島大学保健福祉学部誌 = Humanity and science : journal of the Faculty of Health and Welfare. 10(1):1-8
ISSN: 1346-3217
Popis: インフォームド・コンセント(IC)は,医療の選択肢について,必要・十分な説明(情報)が与えられた場合,それをよく理解した上で,自主的に意思決定し,選択することができる患者の権利である。はじめて1957年に米国の医療過誤裁判の中で紹介され,やがて法原則として確認・確立された。その後,法的原則としてだけでなく,医療・生命倫理原理としても確認され,患者の権利章典や医療・保健専門職の行動原理となった。倫理原理としては医療の選択肢の提案を患者が一方的に選ぶのではなく,医療・保健専門職と患者が質疑応答しつつ共同で選び,結果責任をも共有するという考えかたが正しいとされるようになった。法原則は1回限りの署名で医療行為を正当化できると考えるのに対し,倫理的には,専門職は裁量権を行使せず,医療行為のプロセスを通じて患者とともにIC を確かめあい,情報と意思決定の共有により,より開かれた医療が実現する,と考えられている。
特別寄稿
Special Contribution
Databáze: OpenAIRE