バリアンス分析から見た当院胃切除パスの妥当性の評価

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2016
Předmět:
Zdroj: 加古川市民病院機構学術誌. :40-42
ISSN: 2189-1567
Popis: 目的)当院の胃癌手術パスは2012年に大幅に改訂され、現行パスの基盤になっている。しかし、これまでバリアンス評価は一度もされておらず、2012年作成パスの妥当性をバリアンス分析を通じて評価し、今後のパス改訂の指標を検討した。方法)2014/4/1からの1年間に行われた胃切除54例を対象にパス使用率およびバリアンス発生率を検討した。結果)胃癌手術におけるパス使用率は79.6%で、幽門側胃切除にはDGパスが、噴門側胃切除と胃全摘にはTPGパスの2種類のパスが使用された。バリアンス発生率はDGパスで11.1%、TPGパスで30.8%であった。腹腔鏡手術と開腹手術ではバリアンス発生率に差はなかった。TPGパスにおいて早期癌のバリアンス発生率0/7に対し、進行癌では4/6例と高率にバリアンスが発生していた。考察)DGパスには大きな問題点は認めなかったが、TPGパスにおいては早期癌と進行癌を区別化することが必要ではないかと考えられた。(著者抄録)
Databáze: OpenAIRE