リカケイ ノ ザッシ ニ カンサツ サレル カンケイ ダイメイシセツ ノ シヨウ ノ トクチョウ ト カテイ プログラム ニ ツイテノ コウサツ

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2018
Předmět:
Zdroj: 科学/人間. 47:13-26
ISSN: 0288-5387
Popis: Cho and Lee(2016)は統計的な分析により、理系の学術雑誌においては、新たな概念や知見に関する付加的な、より詳細にわたる情報を提供する必要性から所謂、非制限的用法の関係代名詞節が高頻度で用いられていると指摘する。非制限的用法の関係節に関しては多くの統語分析が提案されてきたが、上記のような談話的機能を担う非制限的な用法の関係代名詞節の持つ多くの特徴は、極小主義統語理論の枠内においては、De Vries (2006)の等位接続構造による分析により説明可能である。一方、上記の統計的調査の結果である、JACSとIEEEの二誌の科学雑誌において、各々ほぼ関係代名詞節全体の出現率のほぼ50%を非制限的用法の関係代名詞節が占めるという報告は、大学入学時までに行われてきた英語指導における関係代名詞節の扱いの不足を理系の学部の英語教育において何らかの方法で埋め合わせる必要性を示していると思われる。
Databáze: OpenAIRE