A Review of 44 Cases of Obturator Hernia in Our Institution
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2019 |
Předmět: | |
Zdroj: | 静岡赤十字病院研究報 = Journal of Japanese Red Cross Shizuoka Hospital. 39(1):36-41 |
ISSN: | 0911-9833 |
Popis: | 2000年7月~2019年8月に当院で手術を施行した閉鎖孔ヘルニア44例を対象とし,臨床所見について後ろ向きに検討した.症例は高齢のやせ型女性に多かった.39例で緊急手術を要し,嵌頓を認めたものは32例,腸管切除を施行したものは8例であった.嵌頓形式はRichter型嵌頓28例と全係蹄型嵌頓4例であった.Richter型嵌頓は左側に多く,全係蹄型嵌頓は右側に多く,かつ腸管切除例が多かった.小腸嵌頓症例で腸管切除群8例と非切除群24例を比較すると,発症から手術までの時間は切除群で有意に長く,cut off値は33時間であった.術後創部感染を含む術後合併症は切除群で多い傾向にあった.閉鎖孔ヘルニアは全係蹄型嵌頓で腸管切除リスクが高く,発症から時間が経つほど切除リスクが上がり,術後回復経過に影響を及ぼす結果となった.閉鎖孔ヘルニアの診療では迅速な診断および治療が必要であると考えられた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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