The Importance of Using Disaster Records in the Assessment of Structural Performance - The assessment of the structural performance of historical buildings in Shizuoka Prefecture, Study No. 1
Autor: | Toshiyuki, IWASAKI |
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Přispěvatelé: | 研究報告, デザイン学部 デザイン学科 |
Jazyk: | japonština |
Rok vydání: | 2022 |
Zdroj: | 静岡文化芸術大学研究紀要. 22:95-96 |
Popis: | 文化庁が示す重要文化財(建造物)耐震診断指針の方針を確認し、歴史的建造物とりわけ木造建築物の耐震診断方法の現状を概観する。その中では工学的に判断するための耐震基礎診断や専門診断が位置付けられており、耐震性能を把握した上で対処方針を決めることになっている。そこに示される計算手法の中に、等価線形化手法による限界耐力設計が挙げられている。この手法にも適用範囲があり、耐震性能の把握に当たって利用する際には注意を要する。大きな地震動を経験した築年数が古い歴史的建造物であれば、工学的な耐震診断に寄らず、歴史的な時間軸での実大実験がなされ、その耐震性が示されていると考えられる。これらを踏まえて、構造計算モデルに基づく耐震診断以前に検討すべき過程があることを提起し、修理をおこなう際には、建造物の歴史的な経緯の記録に基づく判断の重要性を再認識すべきであることを示す。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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