A Consideration on the Evaluation of Children's Personality
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 1969 |
Zdroj: | 大阪教育大学紀要 第IV部門 教育科学. 17:91-105 |
ISSN: | 0389-3472 |
Popis: | この研究は児童の性格をは握するさいに父母の間で著しいくいちがいを示せば,そのようなくいちがいが健全な教育を阻害するであろうという考えに立って,かかるくいちがいのあらわれてくる条件を分析するために行なわれはじめたものである。ここではまず二つの仮説,すなわち(1)両親の児童に対する適応性評価のくいちがいが両親相互の役割期待の大きさに対応している。(2)両親の教育観の影響が大きいことを検証しようとした。あわせて両親相互の期待が地域的にどのように分布しているかも考察した。この調査の対象となったのは高知市及びその近郊の農村258家庭であった。その結果今のところ次のようなことが判明した。1.幼児に対する両親の評価のくいちがいが最もあらわれやすい。2.都市の家庭ほど,このくいちがいが生じやすい。3.母親は父親に比して児童を不適応判断しやすい。4.このような児童のは握のくいちがいが両親相互の役割期待のズレと対応しているという仮説は認められなかった。5.役割期待のズレは都市より農村の方が大きい。6.児童の適応性について不適応徴候を多くあげている親ほど,役割期待は大きい。これは一般に児童の不適応徴候に親の期待の高さによる心的不安が反映しているかもしれないことを疑わせた。7.母から父への役割期待が高く,特に父親の生活態度の変化に対する期待が顕著であった。8.父から母への積極的な期待はあまり見出せなかった。9.児童に対する評価のくいちがいと親の教育観の一致率の間には高い関係が見られた。10.しかし教育観の内容と評価の一致度の間には特別な関係は見出せなかった。 Under the assumption that the difference between father's and mother's desire on evaluating their children's personal characters depends upon the difference of the parents' opinions for education (progressive or conservative). the author carried out the following three questionnaires for 258 families in Kochi-city and its suburb; (1) a diagnostic test on children's personality and adaptability, (2) a opinion survey of parents' role expectation for education, (3) a opinion survey fo parents' family education. The main findings on inquiry are as follows: 1. There is little correlation between (1) and (2). 2. There is a high correlation between (1) and (3). These results do not always coincide with other's result (especially in the case of 1), so the author will continue to study how has the discrepancy brought forth. |
Databáze: | OpenAIRE |
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