荷田春満の仮名序研究をめぐって(下)-国学における反・文献学の系譜
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2004 |
Zdroj: | 文芸研究. 94:37-65 |
ISSN: | 0389-5882 |
Popis: | 『古今集』および仮名序をめぐる真淵と春満の関係を示すものには、先にも掲げた如く、真淵加筆『古今集序解』・『続万葉論』・『古今和歌集打聴』・『古今集序表考』などがあるが(第一節前掲資料5・7~9)、真淵がどのように春満仮名序解を摂取したかについては、『龍公美/加茂真淵問ひ答へ』(宝暦10年四月成。以下『問ひ答へ』)の伝える記事が注目される。真淵は公美の「(『古今』の)ぬしの解、定められたる侍らん、見まほしくねぎ侍る」という言に対して、いとわかかりし時、一わたり師(春満)の説、『余材抄』などもて書しも侍れど、いまだしかりし。これらかゝんはいとやすき事に侍れども、いとまなくてなん。序には斎(春満)のよく見たる事多し。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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