膵胆管合流異常症における乳頭機能

Jazyk: japonština
Rok vydání: 1999
Předmět:
Zdroj: 胆と膵 = The Biliary tract & pancreas. 20(4):329-332
ISSN: 0388-9408
Popis: 膵胆管合流異常症に乳頭機能の異常が併存しているのか否かを術中胆道内圧測定法によって明らかにし, さらに乳頭機能と画像所見, 臨床症状とを対比させてその関係を検討した. 1983年から1995年に手術し, 術中胆道内圧を測定した15例(先天性胆道拡張症10例, その他5例)を対象とした. 乳頭機能は術中胆道内圧測定法で, 抵抗値(R)と残圧(P)を求め評価した. 膵胆管合流異常症の胆道内圧は, P,Rともにほぼ正常範囲内であった. また膵胆管合流異常に伴う臨床症状(腹痛, 急性膵炎, 肝機能障害), 解剖学的所見(胆管径, 共通管長)と乳頭機能との間には関連性はみられなかった. 以上の結果より, 膵胆管合流異常症では乳頭機能は正常に保たれていると考えられた.
Databáze: OpenAIRE