ミカケノ ゲンザイ ノ サイケントウ A.シュッツ ノ コウイ ロン ノ カンテン カラ
Autor: | Iida, Suguru, Faculty of Informatics,Tokyo University of Information Sciences |
---|---|
Jazyk: | japonština |
Rok vydání: | 2017 |
Předmět: | |
Zdroj: | 東京情報大学研究論集. 21:89-101 |
Popis: | 本稿では、A.シュッツの行為論に依拠することによって「見かけの現在」という概念を再検討し、つぎのことを導出する。第一に行為の企図の構成によって「見かけの現在」から「顕在的現在」が分化し、「現在」が二重化すること。第二に現実の行為(ワーキング)によって「顕在的現在」が唯一の「生ける現在」として現実化し、「現在」が三重化すること。第三に「見かけの現在」を背景に、「顕在的現在」が唯一の「生ける現在」から退くという仕方で、行為における時間が推移すること。最後にこれらの論点を敷衍し、時間の本質は人間の行為にあることを指摘する。 Re-examination of the Concept of a “Specious Present”:From the Perspective of Alfred Schutz’s Theory of Action |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |