Jazyk: |
japonština |
Rok vydání: |
2018 |
Předmět: |
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Zdroj: |
和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University. 58:175-183 |
ISSN: |
1884-6351 |
Popis: |
管理栄養士養成課程においては、ラットやマウスなどのモデル動物を用いた実験実習が行われている。動物実験は、栄養学や生化学、および解剖学など教科書で学んだ内容を短期間で体系的に学ぶことが出来るという利点と、生きた動物の命が犠牲になるという不利点が共存する。この不利点に視点が偏り、管理栄養士国家試験受験資格を得るために「仕方なく」実験実習に参加している学生も少なくない。本取り組みでは、実験動物の愛護に関する理念の3RのひとつであるReplacement、すなわち動物実験代替法を実習授業に組み込むことが、教育効果の改善につながるか検討を行った。履修者全員を対象としたシミュレーション教材を用いた代替法の導入は、動物解剖の予習効果に加えて、学生自身による動物実験の学習効果の再確認につながった。加えて、動物実験に対するイメージ変化を多くの学生にもたらした。一方で少数ではあるが、動物実験に対するイメージ変化が無く強い抵抗感を持つ学生がおり、代替法実習コースのニーズのあることが分かった。また、保存液処理ラット解剖と培養細胞を用いたインビトロ評価系の2つの代替法プログラムを学生実験実習用に構築した。保存液処理ラット解剖は、飼育していた動物を安楽死させるという学生の苦痛を軽減させるという利点のある一方、臓器の観察そのものが苦手な学生に対しては代替法として採用しにくいことが分かった。培養細胞を用いたインビトロ評価系では、学生が実験の目的を理解するために丁寧な事前指導を行うこと、実験の節目節目で教員が学生の理解度を確認すること、必要に応じて補足説明を行うことが、教育効果の向上に必要であることが分かった。 |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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