Rechtliche Problematik der Placeboanwendung
Přispěvatelé: | ヤマモト, ヒロユキ |
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Jazyk: | japonština |
Rok vydání: | 2014 |
Předmět: | |
Zdroj: | 比較法雑誌. 47(4):101-152 |
ISSN: | 0010-4116 |
Popis: | application/pdf ブリギッテ・ターク教授(チューリッヒ大学)による,プラシーボの法的問題をめぐる包括的解説の翻訳である。本稿は,プラシーボが問題となる場合を,治療目的の場合と研究の場合に分けた上で,分析を行っている。前者に関しては,プラシーボ投与が作為か不作為かを類型ごとに判断した上で,インフォームドコンセントが例外的に不要となる場合を解説し,刑法上の傷害罪と言いうる場合を検討する。後者に関しては,薬事法や医用機器法の規定を参照しながら,プラシーボ投与が許される場合について検討を加えている。薬事法や医用機器法は,対象者が成人であるか否かなどによって要件を区別しており,それらの条項の改正の経緯なども紹介されている。プラシーボにあっても,医療水準やインフォームドコンセントといった通常の原理が妥当するのであるが,プラシーボ投与という特殊な事案にあって,それらの原理がどのようにはたらくかを具体的に示した本稿は,わが国の議論にも有益だと思われ,紹介する次第である。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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