Illustrating Expressions in Medical Texts (2): Characteristics of the suffi x 'jou'

Autor: Yumiko, Honda, Reiko, Saegusa
Jazyk: japonština
Rok vydání: 2023
Zdroj: 言語資源ワークショップ発表論文集 = Proceedings of Language Resources Workshop. 1:283-295
Popis: Hitotsubashi University / NINJAL
Hitotsubashi University
会議名: 言語資源ワークショップ2022, 開催地: オンライン, 会期: 2022年8月30日-31日, 主催: 国立国語研究所 言語資源開発センター
本研究では医学書テキストにおける「たとえる表現」の一端を明らかにする目的で接尾辞「状」に注目し、用法を分析した。調査には医学書5冊(約450万語)のデータを用いた。分析の結果、前接する語には「S、線」など形そのものを表すもの、「粥、海綿」など質的な様子も表す語、「嚢胞、結節」などの部位が変化した形を表す語が多く、後接する語には「血管、結腸」などの体の部位や「陰影、硬化」など病態を表す語が多かった。「状」の後は名詞が最も多いが、3割程度は「の」を介した名詞修飾や「に、と」などを介した動詞修飾用法であった。『現代日本語書き言葉均衡コーパス』の書籍に付与されたNDC情報を用いて比べたところ、「状」は医学において多用される語であることが示唆された。また、同じ「たとえる表現」の接尾辞「様(ヨウ)」と比較した結果、「様」の前には疾患名のような状態全体を表す語が見られ、用法の違いが観察された。
Databáze: OpenAIRE