Cold adaptation of polygalacturonase activity from the alfalfa-cultured psychrotrophic snow mold Sclerotinia nivalis
Jazyk: | japonština |
---|---|
Rok vydání: | 2005 |
Předmět: | |
Zdroj: | 帯広畜産大学学術研究報告. 26:27-33 |
ISSN: | 1348-5261 |
Popis: | application/pdf 低温性雪腐病菌Sclerotinia nivalis の低温適応現象を解明するために, 5℃及び20℃で産生するポリガラクツロナーゼ(PGase)活性の性質を調べた。S. nivalis のアルファルファ培地での培養は5℃では187 日間,20℃では195 日間行った。5℃及び20℃培養粗抽出液のPGase 活性は, それぞれ57.9±0.4 U/mL(抽出体積740mL, Total activity 42 800U), 20.4±0.4 U/mL(抽出体積655mL, Total activity 13 400U)であり, 5℃培養は20℃培養より2.8 倍高くPGase を産生した。温度依存性については, 5℃及び20℃培養PGase 活性ともに最適温度は50℃であった。5℃培養粗抽出液PGase 活性含量(U/mL)は, 5-70℃のほぼ全域の温度範囲において20℃培養粗抽出液PGase 活性に較べてかなり高かった。50℃での活性に対する各温度での相対活性での比較においては, 5℃培養粗抽出液PGase活性は, 5-40℃の低温域温度範囲において20℃培養粗抽出液より約1.5倍(40℃)-3.5 倍(5℃)高かった。pH 依存性については, 最適pH はいずれもpH4.0-4.5 であったが, pH5.0-6.0においては傾向は異なっていた。温度安定性については, 5℃培養粗抽出液は5から30℃までは安定であった。一方, 20℃のものは, 40℃まで安定であった。これらのことから, S. nivalis は, 5℃での低温培養においては, 熱不安定な低温活性PGase を大量に産生することによって低温に適応していることが示された。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |