Autor: |
Kono, Kaori, Itakura, Tomoyo, Endo, Kyoko, Kusakari, Yumiko, Yamaguchi, Kumiko, Ishiwata, Keiko |
Jazyk: |
japonština |
Rok vydání: |
2017 |
Předmět: |
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Zdroj: |
獨協医科大学看護学部紀要 = Bulletin of Dokkyo Medical University School of Nursing. 10:67-78 |
ISSN: |
1883-0005 |
Popis: |
【目的】平成27年度の基礎看護技術演習では,学生の主体的学修を促すために〈自己学習-グループ学習-個別指導-自己評価〉システムを取り入れた.この学習システムを導入後の学生の学ぶ意識と行動の現状を調査することを目的とした.【方法】看護系A大学1 年次生102名を対象として,基礎看護技術演習への取り組み,学習支援ツールとしてのiPadの使用について独自作成のアンケートを用いてLearning Management System(以下LMS)にて調査した.分析は,記述統計とカテゴリー分類を行った.【結果】研究の同意が得られたのは99名であった.基礎看護技術演習への取り組み:自己学習時間は平均1~2時間であり,学生同士の技術チェックでは「他者の良い援助や患者への配慮」について気づくとともに「自己の不足点」にも気づき,学生の99%が学習に役立つと回答していた.自己評価については,演習後に自己課題が明確になったが98%,自己課題解決のための学習方法が明確になったが88.9%であり「反復練習」や「動画や教科書,資料を見返す」が多かった.学習を継続できない者は11.1%でその要因として「1人で行うことが難しい」「演習時のみの学習で終わる」等であった.iPadの使用状況:学生の90.9%が看護技術演習時の動画撮影ができており,72.7%が看護技術演習時の録画を演習の後に振り返って見ていた.また, 89.9%が看護技術演習時の録画が学習に役立っていた.【結論】 基礎看護技術演習に新しい学習システムを導入した結果,学生はグループ学習を通して看護技術を学び,技術チェックでは他者の援助を観察し,自己の看護援助を振り返っていた.今後は,導入した学習システムにおける学生の学ぶ意識や行動についてさらに詳細に検討することが課題である. |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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