Toward a Better Understanding of the 'Conchopata' Ceramic Style: A Critical Review of Peru's Middle Horizon Ceremonial Pottery

Autor: Hideyuki, NISHIZAWA
Jazyk: japonština
Rok vydání: 2022
Předmět:
Zdroj: 埼玉学園大学紀要. 人間学部篇 = Bulletin of Saitama Gakuen University. Faculty of Humanities. 22:37-50
ISSN: 1347-0515
Popis: ペルー中期ホライズン(紀元550/600年~1000年)の儀礼用土器とされる「コンチョパタ様式」土器の定義、およびワリ国家の開始とその後の展開をめぐる解釈は、いまから60年近くも前にドロシー・メンゼル(Dorothy Menzel)により体系化された。以来、彼女の見解はワリ考古学者たちのあいだで学説として受け入れられてきた。ところが2000年代に入ると、アニータ・クック(Anita Cook)によりアヤクチョ地域における「ティワナク図像」出現の時期をめぐり、それとは異なる主張が展開されるようになった。本稿では、メンゼルに始まる従来の「コンチョパタ様式」土器の定義を再度整理した。つづいて、近年発見された土器のモチーフや出土のコンテクスト、大きさにも目を向けて、「コンチョパタ様式」土器を新たに定義し直す必要性について論じた。さらに、他のワリ期の土器様式との時間的関係についても若干の考察をくわえた。
Databáze: OpenAIRE