A longitudinal study of the effectiveness and prognosis on the treatment of deciduous cross bite
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2012 |
Předmět: | |
Zdroj: | 北海道歯学雑誌. 32(2):104-113 |
ISSN: | 0914-7063 |
Popis: | 日常臨床のなかで乳歯列期の反対咬合に触れる機会は多く,また矯正治療の一般化に伴い,早期より治療を希望する例に多く遭遇する.旧来より,乳歯列期からの早期治療には様々な見解が示され多くの調査・研究が行われてきた.乳歯列期の反対咬合は,健全な顎口腔系の成長発育を促す意味で早期に改善されることが望ましいと考えられる.しかしながら,早期の治療で最も難しいとされているのは成長の予測である.早期の治療で良好な結果を得たものが,成長期を経ての後戻りや下顎骨の過成長による再度の矯正治療ひいては外科矯正の適応になる症例に出会うことも少なくない.現在,矯正治療の開始時期に一定した見解が示されていないのは,治療後どのような経過を辿って永久歯列に至るのかという成長の予測が難しい事にあると考えられる.本研究は当院小児・障害者歯科外来を受診し,乳歯列反対咬合の治療を行なった患児30名(男児14名,女児16名)を対象とし,治療前後の歯列模型および側面頭部エックス線規格写真の各分析項目に加えて,乳歯列期で測定したKix indexが治療の長期的見通しを予測する初診時診断の指標として利用可能かを検討した.その結果,顔面骨格の変形度(SNP+Go)およびKix indexが正常範囲から外れる程,乳歯列期の反対咬合治療において被蓋が改善された後の再治療が多いことが示され,長期的に治療が必要かの指標になり得ることが推察された.本研究より,初診時の口腔内状態,歯列模型や側面頭部エックス線規格写真の分析および医療面接による聞き取り調査のみならず,良好な永久歯列獲得までの成長の各段階間の変化量を総合的に把握することが治療の可否や治療後の経過を評価する為に必要であると示唆された. |
Databáze: | OpenAIRE |
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