[Reserch Note] Study on Suspended Sediment and Organic Matter Discharge at Yona River, Northern Part of Okinawa Island

Autor: Hirose, Takashi, Furugen, Daiki, Faculty of Law and Letters, University of the Ryukyus
Jazyk: japonština
Rok vydání: 2010
Předmět:
Zdroj: 沖縄地理. 10:29-34
ISSN: 0916-6084
Popis: 本研究では,沖縄島北部の亜熱帯森林流域における浮遊土砂(TSS)の流出と浮遊土砂中の有機物(OSS)の流出を定量的に把握するため,沖縄島北部与那川の本流および支流で調査を行った.その結果,本流における平水時のTSS濃度は0.7 mg/L~1.0 mg/L,OSS濃度は0.1 mg/L~0.6 mg/L,浮遊土砂中に占める有機物の割合(OSS比率)は14.3%~75.0%であった.支流における平水時のTSS濃度は2.0 mg/L~3.6 mg/L,OSS濃度は0.9 mg/L~1.7 mg/L,OSS比率は45.0%~52.0%であり,TSS濃度およびOSS濃度ともに本流に比べて高かった.降雨イベント時の変化では,流量増加にほぼ対応してTSS濃度やOSS濃度の増加がみられ,また,流出されやすい細粒物質の消耗が示唆される浮遊土砂の流出特性がみられた.TSS濃度がピークから減少するにしたがってOSS比率が大きくなることが観察され,浮遊物質の中でも有機物の方が流出しやすいことが示唆された.
Databáze: OpenAIRE