Autor: |
Iha, Masahiko, Yagi, Takayuki, Tamura, Hiromi, Irabu, Tadao, Tropical Technology Center Limited. |
Jazyk: |
japonština |
Rok vydání: |
2002 |
Předmět: |
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Zdroj: |
南方資源利用技術研究会誌 = Journal of the society tropical resources technologists. 18(1):25-34 |
ISSN: |
0912-9588 |
Popis: |
1. 抽出条件の検討 グァバ葉(100g)粉末を蒸留水2.0ℓで加熱撹拌し抽出した。抽出は30分、40、60、80、95℃でそれぞれ行った。また塩酸および水酸化ナトリウムを添加し、初発pHを2、5、7、9、12に調整して抽出条件を検討した。これらの評価は105℃で加熱乾燥法による固形分量、Folim-Denis法によるポリフェノール量(没食子酸換算)、DPPHラジカルスカベンジャー法による抗酸化活性、アミラーゼ阻害活性(和光純薬工業製アミラーゼテストワコー)を指標として行った。その結果、グァバ葉抽出液の固形分量は温度の上昇と共に増加したがポリフェノール含量は80℃で最大になった。抗酸化活性およびアミラーゼ阻害活性についても同様に80℃が最も高い活性を示した。また、酸性およびアルカリ性では固形分量は増加したが、ポリフェノール含量はpH5.0が最も高かった。抗酸化活性についても同様にpH5.0が最も高い活性を示した。アミラーゼ阻害活性についてはpH5.0よりわずかにpH12.0が高い活性を示した。2.グァバ葉抽出物の製造 乾燥グァバ葉7kgを200ℓ抽出槽を用いて80℃、1時間抽出を行った。その後遠心分離によって固液分離を行い、グァバ葉抽出エキスを得た。これを噴霧乾燥によって粉末化を行った。本法によって得られるグァバ葉抽出物は17.2%のポリフェノールを含み、抗酸化活性およびアミラーゼ阻害活性は保存されていた。また、グァバ葉抽出物粉体は流動性および水に対する溶解性についても良好であった。3.製品開発 グァバ葉抽出物を用いて錠剤およびドリンクの試作を行った。これらは中高年層をターゲットにした、肥満や糖尿病の予防効果が期待される商品として検討した。錠剤は150mg/粒の太鼓型で、グァバ葉抽出物10%を配合した。本製品はバルクでの出荷を検討しており、(株)仲善によって商品化される。ドリンクは50mℓのボトルで、その性格上、グアバ葉抽出物100mgのほか類似した活性を持つ素材を配合した。これらの製品について、健常者を対象とした血糖上昇抑制効果についての試験を検討している。4.商品の販売 グァバ葉抽出物(エキス)を利用して製造した錠剤およびドリンクはそれぞれ「グァバ葉エキス粒蕃」および「グァバ葉エキスドリンク蕃」として平成13年8月(株)仲善から発売を予定している。本商品はこれまで多く市場に見られた「お茶」の形態とは異なる、グァバ葉の生理活性物質を積極的に活用した初めての商品である。主な販路は県内では薬局、スーパー、観光土産品店など、県外ではDMおよびインターネットを活用した直販を行う予定である。 |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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