震災と慢性頭痛患者 東日本大震災を経験して 岩手県より
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2014 |
Předmět: | |
Zdroj: | 日本頭痛学会誌. 41(1):46-49 |
ISSN: | 1345-6547 |
Popis: | 震災と慢性頭痛患者の関連について東日本大震災(岩手県)から検討した。慢性頭痛外来に通院中の片頭痛患者20例に震災から約3ヵ月後に震災後の頭痛とその他の身体症状に関するアンケートを行い、20例中12例では頭痛以外の症状が増悪し、不眠が最も多く、不安、食欲不振、音などへの過敏、めまいや浮遊感と続いた。震災後頭痛が増悪した11例中10例に何らかの共存症または合併症を認めた。最も津波の被害が大きかった地域の5958例を対象にアンケートを行い、頭痛あり群は1511例で、そのうち82%が女性であった。頭痛あり群における緊張群の割合は31.4%と頭痛なし群に比較して優位に高かった。睡眠障害は入眠困難と早朝覚醒のいずれも頭痛あり群では頭痛なし群と比較して有意に多く認めた。抑うつと不安の尺度であるK6は、頭痛あり群では高K6群が21.9%と頭痛なし群の7.4%に比較して有意に高かった。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |