The influence of wheelchair cushions and deflection of the wheelchair seat on sitting motion

Autor: Morita, Tomoyuki, Yamada, Takumi
Jazyk: japonština
Rok vydání: 2014
Předmět:
Zdroj: 日本保健科学学会誌 = The journal of Japan Academy of Health Sciences. 17(3):135-143
ISSN: 1880-0211
Popis: 【目的】車椅子クッションと車椅子座面のたわみが左右方向の座位動作に及ぼす影響を定量的に検討することを目的とした。【方法】対象は健常者男女9名、計測は三次元動作解析装置を用いた。計測動作は先行研究を参考に決定した。左右に体幹を動かし、4秒で一往復するようにメトロノームでリズムをとって5から6往復動作を行った。計測条件は車椅子クッション4種類(J2、ロホ・ハイタイプ(以下ワンバルブ)、ロホ・クワドトロセレクト(ハイ)(以下クワドトロ)、バリライトエボリューション(以下バリライト))とクッションなしの5条件と、それぞれ板挿入有無の計10条件とした。アウトカムは前額面での合成重心移動距離(以下重心移動距離)と前額面での骨盤角度(以下骨盤角度)とした。二元配置分散分析を行い、有意差がある場合は多重比較を実施した。【結果】重心移動距離、骨盤角度とも二元配置分散分析の結果クッション間で有意差を認めた。板有無ではどちらも差がなく、交互作用も認めなかった。多重比較の結果、重心移動距離ではワンバルブがJ2とクッションなしと比べて有意に少なかった。骨盤角度はバリライトとJ2がクッションなしとワンバルブと比べて有意に大きかった。【考察】重心移動距離について、ワンバルブがJ2およびクッション無しよりも少なかったのはクッションの材質と構造が関与し、硬い座面で重心移動距離が大きくなったと考えられる。骨盤角度について、J2、バリライトがワンバルブとクッションなしよりも大きかったのは、大転子を支持する構造の有無が関与していると考えられる。【結論】重心移動距離は硬い材質の座面が大きかった。骨盤角度は大転子に支持のある形状のクッションが大きかった。本計測動作では座面のたわみは影響がなかった。
首都大学東京学位論文 副論文
Databáze: OpenAIRE