Myocardial Blood Flow Measured by the Thermoelectrical Method (1) : Effects of LAD Compression, Respiratory Conditions, and Some Drugs

Přispěvatelé: 国立千葉病院外科 / 千葉大学医学部脳機能研究施設神経薬理研究部
Jazyk: japonština
Rok vydání: 1988
Předmět:
Zdroj: 千葉医学雑誌 = Chiba medical journal. 64(2):97-102
ISSN: 0303-5476
Popis: クラーレ化,人工呼吸(25回/min)下のネコ(体重2.5~4kg)を用い,左室心尖部付近の心筋中間層に,ワイヤー型交叉熱電対を刺入して,心筋局所血流量(以下心筋血流とする)を測定し,平均血圧(以下血圧とする)とともに持続的に記録した。実験操作は,1)水圧バルーンによる左冠動脈前下行枝(LAD)の段階的圧迫,2)1分間の呼吸停止,過呼吸(50回/min),100%N_2吸入,及び100% O_2吸入,3)adrenaline(Ad,0.01-10μg/kg),noradrenaline(NA,0.01-10μg/kg),isoproterenol(IPN,0.005-5μg/kg),papaverine(Pap,0.01-2mg/kg),nitroglycerin(NG,0.1-100μg/kg),diltiazem(Dil,0.1-200μg/kg),及びdipyridamole(Dipy,0.01-5mg/kg)の静注を行った。LADの圧迫により心筋血流は減少し,血圧は変化しなかった。バルーンの水圧を調節するこことにより数段階の血流変化をもたらすことが出来,LADの完全閉塞後にもある程度の心筋血流が観察された。呼吸停止とN_2吸入は,心筋血流増加と血圧上昇をもたらしたが,N_2吸入による変化のほうが著明であった。過呼吸とO_2吸入は心筋血流減少と血圧下降を起こしたが,O_2吸入による変化は軽度であった。AdとNAは0.02μg/kgより心筋血流増加と血圧上昇を,IPNは0.005μg/kgより心筋血流増加と血圧下降を起こした。この所見ならびにα及びβ遮断薬を用いた結果から,心筋血流変化には少なくともadrenergic-β型の血流増加が見られることがわかった。Papの0.05mg/kg,NGの0.5μg/kg,Dilの5μg/kg,Dipyの0.1mg/kg以上で心筋血流増加と血圧下降が見られた。とくに,Dipyの心筋血流増加作用は著明で持続も長く,血圧下降が軽度であることから,その冠血管選択性が示唆された。
Myocardial blood flow (BF) was measured by the thermoelectrical method in curarized cats (2.5-4.0kg) under controlled ventilation (25/min). The femoral artery and vein were canulated for measurement of a
Databáze: OpenAIRE