Preliminary report on a trece fossil assemblage from the Miocene Higashibessho Formation of the Yatsuo Group, western Toyama Prefecture
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2018 |
Předmět: | |
Zdroj: | 富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum. 42:15-24 |
ISSN: | 1882-384X |
Popis: | 富山県西部,山田中瀬地域の東別所層栃上泥岩部層(下部~中部中新統八尾層群)から産出した生痕化石群集を概略的に記載し,それによる生痕結構(岩石中に生じた生痕化石による模様)の成因について考察した.この群集は,(1)明色の珪長質凝灰岩層に覆われた暗色泥岩層より産出し,泥岩・凝灰質泥岩・凝灰岩で充填された化石棲管(底生生物の居住痕や定在/移動摂食痕)から構成される,(2)凝灰質岩で充填された化石棲管は,互いに交叉する,(3)凝灰岩層の基底部は生物攪拌を受けており,frozen tiered-profile(当時の底生群集の垂直分帯構造がそのまま保存されたもの)を反映しない,といった産状だった.以上から,「栃上泥層」形成時の底生群集は,火山灰に埋積されても死滅しなかったと推定される.また,本群集は逆輸送型の摂食様式を採用した,埋在性の表層堆積物食者を要素として含んでいたと考えられる. |
Databáze: | OpenAIRE |
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