The Effects of the Family Communications on the Mental and Physical Health in the Elementary School Children

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2009
Předmět:
Zdroj: 生活文化研究. 48:11-20
ISSN: 0386-7331
Popis: 大阪府内の小学校3年生から6年生の368人を対象に食事を中心とした日常生活に関する質問紙調査を実施し、児童の家族コミュニケーションと心身の健康状態や学習態度との関連性を検討した。(1)家族コミュニケーションが高い群は、朝食を食べ、共食・食事の手伝頻度が高く、食意識が高く健康状態が良好であった。また、家族コミュニケーションが高い群は、朝の目覚めが良く、授業中眠くない、教科書以外でも調べるなど学習意欲が高かった。(2)家族コミュニケーションが良好な者は、就寝時刻が早く、性別では女児の方が多く、体を動かして遊ぶことが多い者の割合が高かった。(3)共分散構造分析を行った結果、三食を楽しみに最も影響を及ぼしているのは家族コミュニケーションで、次いでお腹がすいていた、食事の手伝いをよくするであった。家族コミュニケーションは心の健康や身体の健康にも影響を及ぼしていた。また、家族コミュニケーションには食事の手伝い頻度や食前の空腹感が影響していた。以上の結果から、家族コミュニケーションを良好にすると、心身の健康状態が良好になり、学習面にも良い影響を及ぼしていることが示唆された。また、家族コミュニケーションを良好にするためには、子どもに食事作りに参加させるなど食事の手伝いをする機会を作り、食前の空腹感を感じるよう食環境を整えることも重要であることが示された。
Databáze: OpenAIRE