Application of EVA Sheet for Lost-wax Method

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2010
Předmět:
Zdroj: 岐阜歯科学会雑誌 = The journal of Gifu Dental Society. 37(1):47-52
ISSN: 0385-0072
Popis: マウスガードの普及は目を見張るものがある。そしてその要求はより高品質なものへと変化している。カスタムメイドマウスガードの製作方法には、ロストワックス法とシート圧接法がある。ロストワックス法は、製作は煩雑であるが適合性が良好である。シート圧接法は、簡単に製作することができるため普及しているが、加熱時間や成形のタイミングを誤ると適合性の低下や材質の劣化が生じる。また、加熱成形は基材を短時間に均一に加熱することで、その適合性は大きく変化する。今回我々は、シート圧接法に用いられるエチレン酢酸ビニル系シートをロストワックス法に応用しカスタムメイドマウスガードを試作した。本方法の評価として3種類のエチレン酢酸ビニル系シートについて、縦10.0mm、横10.0mm、厚さ3.0mmの試験片に、シート圧接法に用いられるシート材を切り出した加熱成形前、ロストワックス法により製作した加熱成形後でゴム硬度を測定し、加熱成形による変化についても検討を加えた。本方法は、カスタムメイドマウスガードに任意の形態を付与することができ歯頸部まで緊密に基材を充填することが可能であった。ゴム硬度測定の結果、3種類すべてのエチレン酢酸ビニル系シートにおいてゴム硬度は加熱成形後で低下したが、いずれの値も材料学的指標の範囲内であった。そのため、試料の均一な加熱成形は衝撃吸収能を向上させることが推察された。本方法におけるエチレン酢酸ビニル系シートの応用は、より高品質なカスタムメイドマウスガード製作に有用であった。
Databáze: OpenAIRE