Der Aufbau Hegels Phänomenologie des Geistes

Rok vydání: 2022
Předmět:
Zdroj: 大東文化大学紀要. 人文科学. 60:117-132
ISSN: 0386-1082
Popis: 『意識の経験の学』は対象意識である自然的意識を感覚的確信、知覚、悟性、理性、と描いて絶対知へと到達して終わり、「論理学」へと接続するはずであったが、突然、自己意識章が挿入されることによって、意識の系列と自己意識の系列に分裂することになった。両者ともに対象性の克服を目指すものではあるが、意識は認識論的な対象性の克服を目指し、自己意識は対象を産出することによる対象性の克服を目指すことになり、自己意識は長い人類史の精神の労働の道を辿ることとなって、その道は『精神の現象学』へと変身した。
Databáze: OpenAIRE