岩手県鶯宿地方のアカマツ人工林における亜高木層の落葉広葉樹の密度の違いが林床のクマイザサ, 稚樹の密度に及ぼす影響
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2004 |
Předmět: | |
Zdroj: | 日本林學會誌. 86(3):258-264 |
ISSN: | 0021-485X |
Popis: | 林齢31〜39年のアカマツ人工林を対象に,林冠層のアカマツ,亜高木層の落葉広葉樹,林床のクマイザサ,稚樹の間における密度(胸高断面積合計,本数密度,地上部現存量)の対応関係を調べた。アカマツと落葉広葉樹の密度との問に相関は認められなかった。一方,落葉広葉樹の密度は,着葉期のクマイザサ群落表面の相対光量(rPFD)やクマイザサの密度との間に負の相関を示した。クマイザサの密度はrPFDとの間に正の相関を示した。また,稚樹の密度はクマイザサの密度と負の関係を示した。以上のことから,階層の発達したアカマツ人工林では庇陰効果により,亜高木層の落葉広葉樹の密度が林床のクマイザサの密度に対し負の影響を,クマイザサの密度が稚樹の密度に負の影響を与えていると結論される。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |