Learning Language Arts in L1 and L2

Autor: Yuko, MATSUMOTO, Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities
Jazyk: japonština
Rok vydání: 2020
Předmět:
Zdroj: 宮崎公立大学人文学部紀要 = Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities. 27(1):277-296
ISSN: 1340-3613
Popis: 言語技術とはlanguage arts の訳語であり「思考と表現の方法論を具体的スキルとして指導する総合的体系」(三森, 2015b, p.6) と定義される。欧米諸国では修辞学と併せ言語(国語)教育カリキュラムに取り入れられており、国際的な議論を行う際の様式ベースともなっている。近年日本でも言語能力の向上を図る観点から国語科や英語科を中心に他教科との連携を利用した実践的な言語活動が重視されている。このような言語活動を充実させるためには、語彙や文法に関する知識を学ぶだけでなく、それを状況や目的に応じて効果的に使うためのスキル、つまり言語技術指導が必要とされる。そこで本研究では日本人大学生を対象に言語技術に関する6つのスキルを日本語と英語両方を用いて指導する試みを行った。各スキルの指導前後に実施した事前・事後テストの結果や、調査対象者によるスキル別評価を分析した。結果複数のスキルで事前・事後テストスコア間に有意差が認められた。スキル別評価に関しては有意差が見られず、全てのスキルが高い評価を受けた。従って本研究は、言語技術を日本語で導入し、英語での習得へと結びつける指導法の可能性を示唆するものである。
Databáze: OpenAIRE