A basic study to establish a new method to avoid the effects of daratumumab in indirect antiglobulin test
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2022 |
Předmět: | |
Zdroj: | 熊本保健科学大学研究誌 = Journal of Kumamoto Health Science University. 19:77-86 |
ISSN: | 2433-5002 |
Popis: | 多発性骨髄腫 (multiple myeloma : MM) に対する抗ヒト CD38 抗体であるdaratumumab(DARA) 投与中の患者検体では,間接抗グロブリン試験 (indirect antiglobulin test : IAT) が偽陽性となる可能性がある。今回,dithiothreitol (DTT) を使用しない,DARA の干渉を回避する新たな検出法を開発することを目的として検討を行った。 DARA と赤血球の結合を評価するために,各濃度のDARA 存在下で CD38 の発現を flow cytometry で測定したところ,CD38 の mean fluorescence intensity (MFI) は DARA 添加により低下した。さらに,DARA と His-tag 結合 recombinant human CD38 protein( H-rhCD38)を反応させ,磁気ビーズを用いて上清から DARA の除去を検討した結果,DARA により阻害されていたAPC- 抗CD38 抗体の赤血球への結合が,DARA の除去により回復された。 これらの結果から,DARA 投与中の MM 患者の血清に H-rhCD38 を添加し,磁気ビーズで除去することで,DARA の IAT への干渉を回避できる可能性が示唆された。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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