A Research on Difficulties of Voicing Voiced Consonant in Taiwanese Hokkien for Native Japanese Speaker
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2018 |
Předmět: | |
Zdroj: | 拓殖大学台湾研究 = Journal of Taiwan studies, Takushoku University. 2:129-146 |
ISSN: | 2432-8219 |
Popis: | 台湾語の子音は,無気無声子音,有気無声子音,有声子音の三種に大きく分けられ,日本語の子音は無声子音と有声子音の二種類に分けられる。台湾語と日本語の両言語においては,有声子音が存在するとされるが,完全に同じ音ではない。そこで本稿では,インターネット上のアンケートを通じて,日本人が台湾語の6 種類の破裂音[p][ph][b][k][kh][g]を耳にした際の聞こえ方について調査した。この調査を通じて,日本人は台湾語の無気無声破裂音を有声破裂音として識別している結果となり,これは台湾語の無気無声破裂音と,日本語の有声破裂音,つまり日本語でいう濁音に,一定程度の類似点があることを示すものとなった。その中でも台湾語の[p]と[k]では,[k]は被験者が特に有声破裂音と識別した音であった。そこで次に,台湾語と日本語の破裂音の差異について,本研究では実際に日本人と台湾人の発音を録音し,それをスペクトログラムから分析し,VOTの差異から破裂音について考察を行った。その結果,台湾語の有声破裂音のVOTは負の値であり,一般的に-25msを下回るのに対し,日本人が台湾語の有声破裂音のモデルを聞き真似した発音は,VOTが0msより大きくなっており,それにより台湾人にとって日本人の発音は無気無声破裂音として認識されてしまう点を指摘した。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |