The Effectiveness of Discharge Support in Collaboration with Home-Visit Nurses in Community-Based Integrated Care Wards
Jazyk: | japonština |
---|---|
Rok vydání: | 2023 |
Předmět: | |
Zdroj: | 岐阜県立看護大学紀要 = Journal of Gifu College of Nursing. 23(1):13-24 |
ISSN: | 1346-2520 |
Popis: | 本研究では、地域包括ケア病棟において、患者・家族が少しでも長く地域で希望する療養生活が送れるよう訪問看護師 ( 以下、Ns) と入院早期からの連携協働を基盤とした、患者の生活に合わせた効果的な退院支援のあり方を検討することを目的とした。 研究方法は、①退院支援の現状を病棟Nsと他職種に質問紙調査を実施した。加えて地域の訪問Nsと共に事例検討会を開催した。結果から効果的な退院支援の4つの方策を導き、退院支援フローチャート、退院支援シートを修正した。②修正したシートを用いて退院後に訪問看護を利用する患者3名に退院支援を実践し、患者が退院後、訪問Nsとの同行訪問を実施した。③病棟Ns訪問Ns、多職種に質問紙調査を実施し取り組みを評価した。 結果、①質問紙では【院内外の多職種との連携とずれの調整】をする事等、検討会では【多職種が患者・家族の思いを共有し、同じ気持ちで意思決定支援する】事等の必要性が示された。②では、修正シートを用いて病棟Nsが主体となり、入院から1週間以内に患者情報を収集し、院内外の多職種でカンファレンスを重ね、患者・家族の意向と退院後の生活に合わせた退院支援を実践した。その結果、患者・家族から【在宅で必要な医療処置に対する丁寧な指導が受けられた】と満足感や安心感が語られた。③の結果【入院中から退院後の生活を意識しイメージする】【入院前を含め具体的にADLを確認し必要な介護を検討する】等の意識の変化が確認できた。 以上より、地域包括ケア病棟における訪問Nsと連携協働した退院支援のあり方として、①入院早期に連携して退院支援を実践するため共通のツールをもって体制を保証する、②病棟Nsが主体となり、訪 Nsと患者・家族の意向や在宅生活情報を共有する、③アセスメントの視点や実践状況を十分理解し退院後も継続できるような支援方法を検討する、④院内外の多職種で目標や方針を統一してチームで退院支援を進めることが効果的である。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |