Balassa-Samuelson Hypothesis Revisited :Empirical studies on the prerequisite conditions and the BS effects
Jazyk: | japonština |
---|---|
Rok vydání: | 2022 |
Předmět: | |
Zdroj: | 武蔵大学論集 : The Journal of Musashi University. 70(1):49-71 |
ISSN: | 0287-1181 |
Popis: | Balassa-Samuelson仮説の前提条件と,その効果を2018年までの約25~40年間OECD20カ国のパネルデータで統計的に検証した.その結果,OECD諸国では近年でもBS効果が有意に働いていることが確認された.非貿易財部門の相対価格と国内での両部門生産性格差とのパネル回帰(一部パネル共和分回帰)の結果,有意な結果を得た.しかしながら,CEE諸国を中心とする中所得国よりも高所得国でのBS効果は小さく,リーマン危機後のBS効果の低下が計測されている.BS仮説の前提条件の中では,生産性上昇率が非貿易財部門より貿易財部門で高い点や,非貿易財部門での賃金と生産性上昇率の均等化は,筆者が参照対象としたStrauss-Ferrisの研究以降も引き続き成立することを確認した.しかし,貿易財・非貿易財両部門間の賃金均等化は成立せず,賃金上昇率は両部門ともに自部門の生産性上昇に依存していた. 論文 Article JEL Classification Code: 310 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |