Measurements of radioactive cesium concentrations in drinking water sampled in Tokyo since April of 2013
Jazyk: | japonština |
---|---|
Rok vydání: | 2016 |
Předmět: | |
Zdroj: | 県立広島大学生命環境学術誌. 8:69-76 |
ISSN: | 1883-650X |
Popis: | 東京都墨田区は福島第一原子力発電所(FDNPP)から約220km 離れている。2011 年3 月以降,東京都の墨田区の水道の蛇口から採取された飲用水の中の放射性セシウム(Cs)を測定している。放射性Cs 濃度は2013 年4 月から2015 年8 月まで,増減を繰り返していた。大田区で2013 年12月まで,それ以降は葛飾区で採取された飲用水の放射性Cs 濃度も測定した。大田区からの飲用水中の放射性Cs 濃度はそれぞれほぼ同時期に採取された墨田区からの飲用水中の放射性Cs 濃度と比べて低かった。一方,葛飾区からと墨田区からの飲用水中の放射性Cs 濃度はほとんど同じであった。2014 年7 月20 日に採取された江戸川の水を5 μm の孔サイズのフィルターでろ過し,続いて0.45μm 孔サイズのフィルターでろ過した。ろ液の137Cs 濃度は 0.0083 ± 0.0028 Bq/kg であり,134Cs濃度は0.0013 ± 0.0024 Bq/kg であった。これらの濃度は2014 年7 月27 日の墨田区からの飲用水のそれぞれの濃度とほぼ等しかった。5 μm の孔サイズのフィルター上のろ過残渣中の137Cs と134Csは河川水1kg あたり,0.0465 ± 0.0055 Bq/kg と0.0130 ± 0.0040 Bq/kg であった。これを, 乾燥残渣1kg あたりにすると,137Cs と134Cs は421 ± 49 Bq/kg と 117 ± 36 Bq/kg であった。これを2011 年3月31 日に崩壊補正すると,134Cs/137Cs 放射能比は0.78 ± 0.26 であり誤差範囲内で1であった。0.45μm の孔サイズのフィルターの残渣中の濃度はどちらも誤差範囲内で0 であった。その後4 回採取された川水の0.45 μm の孔サイズフィルターによるろ過液の中の137Cs と134Cs の濃度はいずれも同時期に墨田区で採取された飲用水中の濃度と同程度であった。2014 年7 月27 日と2015 年6 月29日に採取した2つの江戸川の河川水において5 μm の孔サイズのフィルター上のろ過残渣中の放射性Cs の放射能はそのろ液中の放射性Cs の放射能よりも高かった。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |