Influence of Callus-Induction Period on Shoot Regeneration from Arabidopsis thaliana Root Explants

Jazyk: japonština
Rok vydání: 1997
Předmět:
Zdroj: 大阪教育大学紀要 第III部門 : 自然科学. 46(1):83-88
ISSN: 0373-7411
Popis: 本実験はシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)のランズバーグ生態型のttg突然変異株の根の断片を培養し,カルスを誘導する過程を観察するとともに,シュート形成に必要でしかも最短のカルス誘導培地(CIM)での培養期間,すなわち前培養期間を検索することを目的として行った。ガンボーグB5培地を基本培地とした。これに,CIMとしては0.5mg/lの2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)と0.05mg/lのカイネチンを,シュート誘導培地(SIM)としては0.15mg/lのインドール酢酸(IAA)と5.0mg/lの2-イソペンテニルアデニン(2-ipA)をそれぞれ添加した。ホルモン無添加培地(HFM)で4週間無菌的に培養した植物体の根を外植体として用いた。培養実験は次の二つの区分で行った。1)CIMで培養する。2)前培養期間を0,1,2,3,4,5,6および7日間とってからSIMに植えかえて培養する。その結果,1)根の外植体はCIMで培養を続けると1週間前後で組織が崩れ始め,約2週間後には完全なカルスになった。2)前培養期間が2日のものはSIMに植えかえ後約1週間でカルス化し,約25日目にはシュートを形成した。それ以外のものではシュート形成は認められなかった。シュートの形成には前培養が必要であるが,その期間は短すぎても長すぎても効果がなく,2日間が有効であることがわかった。
To test their regenerative capacity, we incubated Arabidopsis thaliana root explants from 4-week-old, sterile-grown plantlets on shoot-inducing medium (SIM) after 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6 and 7 days of incubation on callus-inducing medium (CIM). Root explants that were incubated on CIM for 2 days, produced calluses and regenerated shoots after 25 days of incubation on SIM.
Databáze: OpenAIRE