トウキ モクテキ ユウカ ショウケン ノ カイケイ ショリ ノ サイコウセイ : ソンエキ オヨビ ニンシキ ゲンソク ノ ホンシツ オ メグッテ

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2014
Předmět:
Zdroj: 三田商学研究. 57(1):1-26
ISSN: 0544-571X
Popis: 今日, 投機目的有価証券(いわゆる売買目的有価証券)は, 制度的には, 売却時価で評価され, 一般的には, 期末には保有損益, そして売却時には売却損益が生ずると理解されている。しかしながら, そうした処理の理論的根拠が解明されているとは, とうてい言えない。そこで, 改めて, 検討することにしたい。まずIにおいて, 保有損益と売却損益との混在によって生ずる理論的混乱を確認する。そうした理論的混乱を前提にする限り, 売買目的有価証券の損益の本質を売却損益とみなす疑似売却損益説と, その本質を保有損益とみる保有損益説とのいずれかに特化しなければならないと思われる。結論的には, 前者は理論的に成立し得ないことをIIで, 後者が妥当であることをIIIで検討する。 そして, 最後にIVで, いわゆる金融資産の認識規約を取り上げることとしたい。
論文
Databáze: OpenAIRE