携帯用ガスクロマトグラフ連続分析装置の開発と測定事例

Rok vydání: 1994
Předmět:
Zdroj: 労働科学
Popis: 作業場の有機溶剤成分の濃度をその場で分離・分析するには多くの困難を伴う。今回、分刻みの連続測定が可能で、1ppmレベルの精度を持ち、容易に作業場に持ち込める特性を持つガスクロマトグラフを開発した。測定に当たって、まず機器の性能チェックを行なった上、事前に標準ガスを用いてクロマトグラム上のピーク面積を濃度に変換する「濃度換算係数」を求めた。その数値を用いて定量を行なったところ、トルエン等の有機溶剤成分の3分ごとの濃度変化を測定することが出来た。作業場の環気中有機溶剤成分濃度の時間変動が大きいこと。成分ごとの分析から環気中の有機溶剤成分比の時間変動が大きいことが確かめられ、作業者に示すことができた。(図9・表1)(自抄)
Databáze: OpenAIRE