Literature Review on the Psychology of Laryngectomy Patients Living Together with Family Members ―Focusing on the Thoughts They Have Regarding Each Other―
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2020 |
Předmět: | |
Zdroj: | 看護と口腔医療 = Journal of Nursing and Oral Health Care. 3(1):112-118 |
ISSN: | 2433-6106 |
Popis: | 本研究は、在宅療養中の喉頭全摘出患者とその同居家族の心理的側面に関する論文を用いて患者と家族の相互の思いを明らかにすることを目的とする。医学中央雑誌Web版を用い、過去20年間(1999年1月〜2018年12月)の文献を対象に、"喉頭摘出"or"喉頭全摘出"and"看護"をキーワードとする文献から、本研究の主旨に該当する20件の原著論文を抽出した。分析方法は、喉頭全摘出患者とその同居家族の相互の思いを抽出し、カテゴリー化した。分析の結果、家族を対象とした研究は6件、患者を対象とした研究は14件であった。患者は、患者の家族に対する思いは【家族とのコミュニケーションに対する困難感】【家族への感謝】が報告されており、家族の患者に対する思いは【患者とのコミュニケーションに対する困難感】【患者の不自由さを解決しようとする積極的な思い】【介護負担感】が報告されていた。患者と家族に共通した心理的側面は患者・家族間のコミュニケーションに対する困難感であり、コミュニケーションに対するずれの生じやすさが示唆されていた。また患者に生じる生活の不自由さが自己肯定感を低める要因となり得ること、家族の介護の工夫の意欲を向上させること、介護を受ける患者は家族に感謝の思いを生じさせていた。しかし、家族には介護負担感があり、家族関係に悪影響を及ぼしかねないため、介護負担感軽減のためのシステムの構築が求められる。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |