A subject of information at the time of a disaster and the possibility of community-FM: How dose it employ efficiently in Okinawa?
Autor: | INAGAKI, Satoru |
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Jazyk: | japonština |
Rok vydání: | 2012 |
Předmět: | |
Zdroj: | 地域研究 = Regional Studies. 10:73-90 |
ISSN: | 1881-2082 |
Popis: | 災害時に適切な情報が伝達せず、高齢者などの要援護者の犠牲が拡大しているケースが増えている。通信システムのデジタル化やIT化への流れが高まる一方で、システムそのものが脆弱で破壊されやすくなっており、大災害で機能しないことがある。災害の威力や規模が大きくなる一方で行政システム限界が増し、設置やメンテナンスが追いつかない。IT化による受け手のメディアリテラシーの問題もある。さらに「正常化の偏見」といった心理や、災害情報そのものに避難阻害要因が潜んでいることも指摘されている。情報伝達手段や情報内容がいくら制度や迅速性を高めても、受け手である住民が動かなければ減災につながらない状況が存在している。一方で、近年災害時に「コミュニティFM」(CFM)による情報伝達が人的被害の拡大を食い止める事例が見られるようになった。県域のAM・FM局などマスメディアできない細かいニーズに沿った情報を人々に知らせ、混乱と犠牲を減らしている。災害弱者である高齢者や障害者、観光客や外国人にも心強い存在である。沖縄には人口比で全国一多い15局のCFMがあり、自主防災組織や防災行政無線の整備など官民とも防災への取り組みが遅れている中で、活用の余地は大きい。減災につながったCFMの取り組に学び、災害時情報伝達について既存の情報伝達システムやメディアと組み合わせながら、1秒でも広く正確な情報を伝える官民協働のシステムを考えたい。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |