アオモリケン ヒロサキシ ホウゲン ノ カクニン ヨウキュウ ヒョウゲン

Autor: Matsumaru, Michio
Jazyk: japonština
Rok vydání: 2004
Předmět:
Zdroj: 阪大社会言語学研究ノート. 6:156-169
Popis: 本稿では、青森県弘前市方言の若年層話者に用いられる確認要求表現のうち、標準語のデハナイカに相当するものをとりあげ、考察を行った。その結果、以下の点が明らかになった。(a)パ・ッキャはに相当し、《聞き手誘導型》の確認要求を表す。デネ一+文末詞はに相当し、《聞き手依存型》の確認要求を表す(b)パ・ツキャは同じ《聞き手誘導型》の確認要求を表すが、以下の点で異なる。(b-1)バッキャは独り言、個人的な見解を述べる場合に用いられない(b-2)バは年上に対して用いにくい(b-3) 両者共に「ね」相当の文末詞と共起するが、ッキャは加えて「よ」相当の文末詞とも共起する(c)(b)からッキャは情報を「共有すべきもの」あるいは「共有したもの」として提示し聞き手に確認を求めるのに対して、バは「話し手の認識と現実の状況がそぐわない状況で、話し手の認識を提示する」という意味をもつと考えられる。
Databáze: OpenAIRE